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26日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で4日続伸、上海自貿区銘柄に買い


26日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比7.18ポイント(0.24%)高の2944.54ポイントと4日続伸した。上海A株指数も上昇し、7.54ポイント(0.25%)高の3084.19ポイントで取引を終えている。

米中貿易摩擦の緩和期待が支え。米メディアは26日、「中国政府は、米国産の綿花やトウモロコシ、コーリャン、豚肉に高率の報復関税を課さないことを承認した」と複数関係者の話として報じた。閣僚級の米中貿易交渉は、来週30日と31日に中国・上海で開催される。中国景気の先行き不安がくすぶるなか、当局が追加の景気テコ入れ策を打ち出すとの思惑も続いた。中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収スタンスなどを嫌気し指数は安く推移していたが、後場途中からプラスに転じている。

上海自由貿易試験区(上海自貿区)の関連銘柄が急伸。東方創業(600278/SH)が5.9%高、上海国際港務(600018/SH)と華貿物流(603128/SH)がそろって5.6%高で引けた。今年3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で上海自貿区の拡大方針が示されるなか、「計画公表に向けた準備が進んでいる」との見方が広がっている。ゼネコン株、運輸株、発電株、医薬品株、不動産株、資源・素材株、ハイテク株なども買われた。

半面、保険・証券株はさえない。中国人寿保険(601628/SH)が1.2%安、海通証券(600837/SH)が1.6%安と下げた。

一方、外貨建てB株は、上海B株指数が前日と同じ287.78ポイント、深センB株指数が0.71ポイント(0.07%)高の975.94ポイントで終了している。

【亜州IR】



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