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22日の香港市場概況:ハンセン0.2%高で続伸、本土株指数は0.4%下落


22日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比47.94ポイント(0.18%)高の26019.41ポイントと小幅続伸する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は39.64ポイント(0.38%)安の10446.43ポイントと反落した。売買代金は677億3000万香港ドルにやや縮小している(21日の売買代金は782億9300万香港ドル)。

米利上げの休止に期待感が広がっている。金融情報会社マーケット・ニュース・インターナショナルが最新リポートで、「2019年春に米利上げが打ち止めになる」と指摘したことなどが好感された。ただ、上値は重い。中国景気の減速懸念や、米中通商交渉の不透明感など懸念材料も散見される。

ハンセン指数の構成銘柄では、米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)が2.9%高、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.9%高、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)と地下鉄運営の香港鉄路(MTR:66/HK)がそろって1.7%高と上げが目立った。香港系の不動産関連もしっかり。領展房地産投資信託基金(823/HK)が1.6%高、九龍倉置業地産投資(997/HK)が1.4%高で引けた。

業種別では、中国の空運が高い。中国東方航空(670/HK)が2.1%、中国国際航空(753/HK)が1.8%、中国南方航空(1055/HK)が1.7%ずつ上昇した。空運各社は米ドル建て債務の比率が高いため、人民元安の懸念後退がプラス材料。米金利上昇ペースの鈍化観測が流れるなか、外国為替市場の人民元相場はじり高で推移している。

天然ガス関連セクターも物色された。昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が3.3%高、新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が1.9%高、港華燃気(タウンガス・チャイナ:1083/HK)が1.4%高と値上がりしている。大手ブローカーは最新リポートで、各社に対して強気な投資判断を示した。今年1~9月期に国内天然ガス需要が前年同期比で19%伸びた点に注視。エネルギー消費を石炭から天然ガスに転換させる政府方針のもと、需要の伸びは当面続くと分析している。

ただ、中国の不動産セクターはさえない。万科企業(2202/HK)が3.6%安、広州富力地産(2777/HK)が2.7%安、首創置業(2868/HK)が1.6%安、中国海外発展(688/HK)がそろって1.3%安と値を下げた。

一方、本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.23%安の2645.43ポイントで取引を終えた。保険株が安い。インフラ関連株、資源・素材株、海運株、ハイテク株の一角も売られている。半面、空運株はしっかり。不動産株、自動車株、医薬株なども上昇した。

【亜州IR】



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