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18日の香港市場概況:ハンセン0.7%高で5日ぶり反発、半導体セクター急伸


18日の香港市場は小幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比221.50ポイント(0.74%)高の30284.25ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が85.59ポイント(0.72%)高の11986.07ポイントとそろって5日ぶりに反発した。売買代金は1175億6800万香港ドルとなっている(17日の売買代金は1171億9000万香港ドル)。

中国の預金準備率引き下げを好感。中国人民銀行(中央銀行)は17日、一部の銀行を対象に預金準備率を25日付で1ポイント引き下げると発表した。市場関係者の間では、「今回の準備率引き下げはマクロ経済や株式市場にとってプラス」との見方が広がっている。ただ、米中の貿易摩擦激化の警戒感が続くなか、指数は一時マイナス圏に沈んだ。

ハンセン指数の構成銘柄では、時価総額上位の銀行株や石油株がしっかり。中国工商銀行(1398/HK)が1.5%、中国建設銀行(939/HK)が1.1%、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が1.9%、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が1.8%、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が1.6%ずつ上昇した。

半導体セクターも上げが目立つ。華虹半導体(1347/HK)が15.7%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が9.8%高、上海先進半導体製造(3355/HK)が8.6%高、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が2.2%高で引けた。中国当局は半導体の国産化を急ぐ見込み。米商務省産業安全保障局(BIS)は16日、米国企業に対し、中興通訊(ZTE:000063/SZ、763/HK)への部品販売などの取引を7年間禁止する措置を発表した。

半面、中国自動車セクターは急落。広州汽車集団(2238/HK)が10.7%安、北京汽車(1958/HK)が10.2%安、華晨中国汽車HD(1114/HK)が9.4%安、東風汽車集団(489/HK)が3.9%安と売りが膨らんだ。外資規制廃止が不安視される。中国の国家発展改革委員会は17日、2022年までに自動車の外資出資規制を撤廃すると発表(現行50%の上限規制を廃止)。これにより、外資メーカーとの合弁解消や販売競争が進むとの観測が広がった。広州汽車はホンダやトヨタ、北京汽車はダイムラーやヒュンダイ、華晨中国汽車はBMW、東風汽車集団はボルボ、日産などと合弁事業を展開している。

一方、本土市場は5日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.80%高の3091.40ポイントで取引を終えた。時価総額上位の銀行株、石油株などが相場をけん引。ハイテク関連株は後場に入り急伸した。半面、自動車株は急落。海運株も下げが目立った。

【亜州IR】





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