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17日の香港市場概況:ハンセン0.8%安で4日続落、ハイテク関連に売り


17日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比252.84ポイント(0.83%)安の30062.75ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が107.65ポイント(0.90%)安の11900.48ポイントとそろって4日続落した。売買代金は1171億9000万香港ドルにやや拡大している(16日の売買代金は1076億4700万香港ドル)。

米中通商問題の警戒感が一段と強まる。米商務省産業安全保障局(BIS)は16日、米国企業に対し、中興通訊(ZTE:763/HK)との取引を7年間禁止する措置を発表した。通信機器・設備メーカー大手のZTEは、内部情報を開示する予定として本日の売買を一時停止している。香港資金の流出懸念も続く。米ドルとのペッグ制を採用している域内では、米国との金利差を背景に香港ドルがペッグ制の安値下限レンジで推移している。香港金融管理局(HKMA)はこのところ、香港ドル買い・米ドル売り介入を継続している状況だ。取引時間中に公表された中国の1~3月期GDP成長率が予想通りの結果だったことを受け、投資家に買い安心感が広がり指数はプラス圏で推移する場面がみられたものの、中国本土株指数は再びマイナスに転じた。

ハンセン指数の構成銘柄では、アップル関連とされるハイテク関連が急落。光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.8%安、小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が4.6%安で引けた。時価総額上位の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)も1.4%安と続落し、約4カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。

中国の不動産セクターも安い。首創置業(2868/HK)が5.8%、中国恒大集団(3333/HK)が3.7%、広州富力地産(2777/HK)が2.9%、雅居楽地産HD(3383/HK)が2.5%、碧桂園HD(2007/HK)が2.4%、中国海外発展(688/HK)が1.9%ずつ値を下げた。不動産販売額の伸び鈍化を不安視。中国でこの日公表された1~3月の主要経済統計では、商品不動産(外販用不動産)の販売額は10.4%増加したものの、1~2月比では4.9ポイント低下した。

一方、本土市場は4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.41%安の3066.80ポイントで取引を終えた。節目の3100を割り込むのは、17年6月5日以来。約10カ月ぶりの安値水準を連日で切り下げている。ITハイテク関連株やバイオ医薬関連株の下げが目立つ。資源・素材株、海運株、自動車株、不動産株、消費関連株、金融株、インフラ関連株なども売られた。


【亜州IR】




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