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16日の香港市場概況:ハンセン1.6%安で3日続落、銀行セクターさえない


週明け16日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比492.79ポイント(1.60%)安の30315.59ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が253.10ポイント(2.06%)安の12008.13ポイントとそろって3日続落した。売買代金は1076億4700万香港ドルにやや拡大している(13日の売買代金は969億5600万香港ドル)。

資金流出の懸念がくすぶる状況。米ドルとのペッグ制を採用している香港では、米国との金利差を背景に、香港ドルがペッグ制の安値下限レンジで推移している。香港金融管理局(HKMA)はこのところ、香港ドル買い・米ドル売り介入を継続している状況だ。中国景気の先行きも不安視。先週末に公表された今年3月の貿易統計や金融統計は、そろって数値が下振れている。また、あす17日に中国で、1~3月期GDP成長率や3月の各種経済指標(小売売上高や固定資産投資、鉱工業生産)が発表されることも気がかり材料だ。

中国の銀行セクターが下げを主導。中国農業銀行(1288/HK)が3.3%安、中国工商銀行(1398/HK)と中国建設銀行(939/HK)がそろって2.3%安で引けた。

セメントや鉄鋼など景気動向に敏感な素材セクターも安い。安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が5.1%、中国中材(1893/HK)が4.3%、中国建材(3323/HK)が2.8%、鞍鋼(347/HK)が4.6%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.4%ずつ下落した。

海運セクターも売られる。太平洋航運集団(2343/HK)が4.6%安、中外運航運(368/HK)が4.2%安、中遠海運HD(1919/HK)が2.3%安と値を下げた。

一方、海南島関連の銘柄群は物色される。海南省の空港運営会社、海航基礎(357/HK)が9.5%高、海南省政府系インベストメント会社のCWT International(521/HK)が1.6%高と上昇した。習近平・国家主席が13日、海南島全域を自由貿易試験区(FTZ)に指定する構想を明らかにしたことが支援材料となっている。

他の個別株動向では、建機大手の中聯重科(1157/HK)が1.5%高としっかり。2018年1~3月の増益率について、同社は前年同期比で325.7~373.0%に達したとの見通した。

本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.53%安の3110.65ポイントで取引を終えた。金融株と不動産株の下げが目立つ。資源・素材株、自動車株、消費関連株、インフラ関連株、発電株なども売られた。



【亜州IR】




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