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13日の香港市場概況:ハンセン0.02%高で4日続伸、本土系銀行セクターしっかり


13日の香港市場は小幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比7.12ポイント(0.02%)高の31601.45ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が49.47ポイント(0.39%)高の12746.78ポイントとそろって4日続伸した。売買代金は1101億8900万香港ドルとなっている(12日の売買代金は1197億4900万香港ドル)。

企業業績の好調が好感される流れ。米通商政策の不透明感などで朝方売られたものの、好業績銘柄が物色され引けにかけて買いの勢いが強まった。中国の銀行セクターが相場をけん引。中国農業銀行(1288/HK)が5.4%、中国銀行(3988/HK)が1.8%、中国建設銀行(939/HK)と中国工商銀行(1398/HK)がそろって1.1%、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が1.0%、交通銀行(3328/HK)が0.8%、中信銀行(CITICバンク:998/HK)が0.7%ずつ上昇した。中国農業銀行は12日引け後、17年12月期の業績速報を発表。増益の確保に加え、不良債権比率の低下がセクター全体の支援材料となった。農業銀はまた、最大で1000億人民元(約1兆6800億円)のA株増資計画も明らかにしている。

他の個別株動向では、風力発電で中国最大手の龍源電力集団(916/HK)が3.2%高。通期業績の増益と期末配当の増額が好感された。同業の中国大唐集団新能源(1798/HK)も2.0%値を上げている。

一方、消費関連セクターはさえない。ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が1.8%安、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が1.7%安、米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)が1.4%安で引けた。

中国の不動産セクターも安い。雅居楽集団HD(3383/HK)が3.8%、広州富力地産(2777/HK)が2.7%、中国海外発展(688/HK)が1.8%、中国恒大集団(3333/HK)が1.6%、華潤置地(1109/HK)が1.4%ずつ下落した。

本土市場は4日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.49%安の3310.24ポイントで取引を終えた。保険株がさえない。ゼネコン株、空運株、消費関連株、バイオ医薬関連株、証券株なども売られた。半面、銀行株の一角はしっかり。銅や鉄鋼など素材株の一角も上昇した。


【亜州IR】




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