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18日の中国本土市場概況:上海総合0.05%高と3日ぶり反落、大型金融株がしっかり


週明け18日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.79ポイント(0.05%)高の3267.92ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、1.86ポイント(0.05%)高の3422.39ポイントで取引を終えている。

値ごろ感が着目される展開。上海総合指数は先週末、約4カ月ぶりの安値を付けたとあって、自律反発狙いの買いが入った。金利高などを嫌気して安く推移していたものの、引けにかけて指数はプラスに転じでいる。ただ、全体としては様子見ムードが強い。中国本土で18日に翌年度・経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」が始まるなか、内容を見極めたいとするスタンスが漂っている。

時価総額上位の金融株がしっかり。中国工商銀行(601398/SH)が1.2%、中国人寿保険(601628/SH)が0.9%ずつ上昇した。石炭株も高い。中国中煤能源(601898/SH)の11月石炭販売が8%増加し、3カ月連続でプラス成長したことがセクター全体の支援材料となった。中国中煤能源株は2.3%上昇している。素材株の一角、食品・飲料株も物色された。

他の個別株動向では、取引再開したスーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が5.6%高と急伸。同社が11日引け後、中国のインターネットサービス最大手、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)から出資を受け入れると発表したことが刺激材料だ。

一方、ITハイテク関連株は下げが目立つ。スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)がストップ安、電子・通信機器メーカーの航天信息(600271/SH)が3.0%安で引けている。空運株も安い。自動車株や不動産株の一角、軍需関連株なども売られた。

外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.50ポイント(0.15%)高の337.15ポイント、深センB株指数が1.79ポイント(0.16%)安の1144.46ポイントで終了した。

【亜州IR】





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