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ハンセン0.02%安と小幅続落、ITハイテク関連はしっかり


28日の香港市場は小幅に値下がり。主要51銘柄で構成されるハンセン指数は前日比5.34ポイント(0.02%)安の29680.85ポイント、本土企業株で構成されるH株指数は66.69ポイント(0.57%)安の11705.58ポイントとそろって続落した。売買代金は1188億5300万香港ドルとやや拡大している(27日は1026億600万香港ドル)。

本土マネーの流入期待がやや後退。中国の証券当局は、香港株の組み入れ比率が高いファンドの設定審査を一時停止するもよう——と報じられている。「北朝鮮がミサイル発射の準備をしている兆候がある」と伝えられたことで、地政学リスクも再び意識された。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開。安く推移していた本土株がプラスに転じて引けるなか、香港相場の先高観が改めて意識されている。

業種別では、H株金融セクターの下げが目立つ。招商銀行(3968/HK)が1.9%安、広発証券(1776/HK)が1.7%安、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が1.5%安で引けた。

中国発電セクターの一角も安い。華能国際電力(902/HK)が3.1%、中国電力国際発展(2380/HK)が2.8%、華潤電力HD(836/HK)が1.3%ずつ値を下げた。

半面、ITハイテク関連セクターは物色される。スマートフォン向けなど小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が4.3%高、ICファウンドリー中国大手の華虹半導体(ファホンセミコンダクター:1347/HK)が2.7%高、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.9%高で引けた。

本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.34%高の3333.66ポイントで取引を終えた。建材や非鉄、鉄鋼など素材株が上昇。ITハイテク関連株やバイオ医薬関連株、軍需関連株、空運株なども買われた。

【亜州IR】





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