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13日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高と6日続伸、銀行株が相場けん引


週明け13日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比15.16ポイント(0.44%)高の3447.84ポイントと6日続伸し、2015年12月以来、約1年11カ月ぶりの高値を更新した。上海A株指数も上昇し、15.89ポイント(0.44%)高の3610.86ポイントで取引を終えている。

銀行株が相場をけん引。中国工商銀行(601398/SH)が2.4%高、招商銀行(600036/SH)が2.2%高で引けた。金融業の外資規制緩和に対する期待感が刺激。財政部の朱光耀・副部長が10日の記者会見で、中国の銀行に対する外資の出資上限規制を廃止する考えを示している。それに先行し、証券では3年後、生命保険では5年後をめどに、海外の金融機関などによる全額出資を認める方針だ。

「上海自由貿易港」関連の銘柄もしっかり。港湾運営の上海国際港務集団(600018/SH)が1.6%高、卸売や輸出入事業の上海物資貿易(600822/SH)が4.0%高で引けた。上海市政府が中央政府に対し、関税撤廃など大幅な規制緩和を求める意見書を提出したと伝えられている。鉄鋼株も高い。馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が4.3%、宝山鋼鉄(600019/SH)が3.8%ずつ上昇した。自動車株、消費関連株、ITハイテク関連株などもしっかり。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が1.24ポイント(0.35%)高の354.09ポイント、深センB株指数が0.85ポイント(0.07%)高の1242.93ポイントで終了した。

【亜州IR】



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