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4日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高と続伸、深セン創業板は1.0%上昇


週明け4日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比12.46ポイント(0.37%)高の3379.58ポイントと続伸した。約1年8カ月ぶりの高値水準に達している。上海A株指数も上昇し、13.11ポイント(0.37%)高の3539.46ポイントで取引を終えた。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は1.0%高と4日続伸している。

人民元高の進行を好感。中国人民銀行(中央銀行)は4日、人民元の対米ドル基準値を16年6月以来の元高水準に設定した。この日の上海外国為替市場では、人民元レートが約1年3カ月ぶりの元高水準で推移している。5年に1度開かれる中国共産党大会の開催を10月18日に控え、国有企業改革が進むとの期待も根強い。親会社の神華集団と中国国電集団との経営統合を引き続き材料に、中国神華能源(601088/SH)は6.1%高と続伸した(前営業日はストップ高)。

業種別では、IT関連の銘柄が高い。システム開発の用友軟件(600588/SH)が値幅制限いっぱいまで買われ、金融機関向けセキュリティーソフトの深セン市金証科技(600446/SH)が7.1%上昇した。非鉄株も上げが目立っている。元高メリットのある空運株や紙・パルプ株も物色された。銀行株や不動産株、自動車株などもしっかり。北朝鮮リスクが意識されるなか、産金株や軍需関連株なども軒並み上昇した。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.46ポイント(0.13%)安の344.60ポイント、深センB株指数が1.05ポイント(0.09%)高の1152.03ポイントで終了した。

【亜州IR】



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