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8日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と小幅続伸、金融株しっかり


8日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.42ポイント(0.07%)高の3281.87ポイントと小幅ながら続伸した。上海A株指数も上昇し、2.53ポイント(0.07%)高の3437.12ポイントで取引を終えている。

人民元高の進行が支え。この日の上海外国為替市場では、人民元買い(米ドル売り)の動きが加速し、約10カ月ぶりの元高水準に達した。今年7月の中国輸出入統計が下振れたことなどを嫌気し安く推移していたが、指数は終盤に入り買いの勢いを増している。

金融株が相場をけん引。新華人寿保険(601336/SH)が2.9%高、中国銀行(601988/SH)が1.5%高、東方証券(600958/SH)が1.1%高で引けた。ITハイテク関連株やバイオ医薬関連株、海運株、自動車株の一角などもしっかり。

半面、鉄鋼株はさえない。宝山鋼鉄(600019/SH)が後場からマイナスに転じ、2.0%安で引けた。同社株は昨日、鉄鋼相場の先高観が強まるなかで6.7%高と大幅続伸している。大気汚染の進行を抑止するため、主産地の河北省が製鉄業の冬季5割減産計画を打ち出したことなどがポジティブ材料視されていた。石炭株やグラファイト株なども安い。

外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が0.22ポイント(0.07%)高の334.76ポイント、深センB株指数が1.54ポイント(0.13%)高の1179.08ポイントで終了した。


【亜州IR】




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