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5日の中国本土市場概況:上海総合指数は続落、市場流動性低下に対する警戒感高まる


5日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比24.33ポイント(0.78%)安の3103.04ポイントと4日続落した。上海A株指数も下落し、25.39ポイント(0.78%)安の3249.40ポイントで取引を終えている。上海総合は3カ月半ぶりの安値を連日で切り下げた。
流動性の低下を懸念。金融当局が監督管理スタンスを強めるなか、「一部の資金が市場から撤退している」と伝えられた。市中金利の上昇基調を受け、資金ひっ迫も警戒される状況。国内の商品先物市場では、鉄鋼や石炭などが急落した。
業種別では、石炭株の下げが目立つ。エン州煤業(600188/SH)が5.8%安、中国中煤能源(601898/SH)が3.7%安で引けた。非鉄株や鉄鋼株も安い。金融株や不動産株、自動車株、発電株なども売られた。
半面、空運株の一角は物色される。中国南方航空(600029/SH)が1.4%上昇した。「国有航空グループの中国航空集団公司と中国南方航空集団は、航空貨物事業の統合を検討しているもよう」と報じられたことが手がかりになっている。
一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が5.24ポイント(1.57%)安の329.29ポイント、深センB株指数が8.37ポイント(0.75%)安の1101.34ポイントで終了した

【亜州IR】

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