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20日の香港市場概況:ハンセン0.5%高と反発、中国自動車セクターに買い


20日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比112.34ポイント(0.47%)高の24146.08ポイント、本土企業株で構成されるH株指数は85.35ポイント(0.82%)高の10445.48ポイントとそろって反発した。ハンセン指数は約1年7カ月ぶりの高値を再び回復する。一方、売買代金は781億600万香港ドルにやや縮小した(17日は862億9600万香港ドル)。

内外株高が好感される。トランプ米政権が近く打ち出す減税策などに対する期待感が先行し、先週末のNYダウは7日連続で史上最高値を更新した。安寄りした本土株も反発。中国の政策期待や年金資金の流入期待でプラスに転じる流れとなっている。香港の各指数は上げ幅をやや広げた。

ハンセン指数の構成銘柄では、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が3.1%高、本土大手行の交通銀行(3328/HK)が2.3%高、紙製サニタリー用品最大手の恒安国際集団(1044/HK)が1.8%高、天然ガス事業の昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が1.7%高と上げが目立った。

中国自動車セクターも物色される。長城汽車(2333/HK)が6.4%、吉利汽車HD(175/HK)が3.9%、広州汽車集団(2238/HK)が3.6%、東風汽車集団(489/HK)が2.6%、比亜迪(BYD:1211/HK)が2.5%ずつ値を上げた。業界再編の思惑が浮上する。業界大手5社の一角、第一汽車集団と東風汽車公司が先進技術で戦略提携を結んだと17日に発表されるなか、両社の合併観測が再び流れた。

海運や空運の運輸セクターも買われる。太平洋航運集団(2343/HK)が6.7%高、中遠海運HD(1919/HK)が2.8%高、中遠海運発展(2866/HK)が2.3%高、中国南方航空(1055/HK)が2.9%高、中国国際航空(753/HK)が2.3%高、中国東方航空(670/HK)が1.7%高で引けた。



【亜州IR】





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