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RSテクノ Research Memo(5):収益拡大により財務基盤の強化が一段と進む


*15:45JST RSテクノ Research Memo(5):収益拡大により財務基盤の強化が一段と進む ■業績動向

3. 財務状況と経営指標
2023年12月期第3四半期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比12,645百万円増加の140,200百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現金及び預金が4,932百万円、受取手形及び売掛金が1,435百万円、在庫が1,821百万円それぞれ増加した。固定資産では、能力増強投資に伴い有形固定資産が2,262百万円増加したほか、SGRSへの増資を実施したことにより投資その他の資産が1,753百万円増加した。SGRSの増資については、GRITEK及びRS Technologies<3445>で合わせて1,770百万円の株式を取得しており、SGRSの出資比率については若干上昇したものと見られる。

負債合計は前期末比1,763百万円減少の24,317百万円となった。その他の流動負債が増加した一方で、有利子負債が2,118百万円減少したほか、支払手形及び買掛金が1,273百万円、未払金が865百万円それぞれ減少した。純資産合計は同14,409百万円増加の115,883百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が5,505百万円増加したほか、為替換算調整勘定が3,021百万円、非支配株主持分が6,080百万円それぞれ増加した。

経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率が前期末の36.8%から39.4%と2.7ポイント上昇し、有利子負債比率が同17.5%から11.0%と6.5ポイント低下した。ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)も同7,051百万円増加の66,782百万円とさらに積み上がるなど、財務基盤の強化が一段と進んだことがうかがわれる。2022年にGRITEKの株式上場により約375億円の資金調達を実施しており、今後は調達した資金で8インチプライムウェーハの増産投資やSGRSの12インチプライムウェーハの量産投資を実行するほか、M&AやSGRSを将来的に子会社化するための株式取得資金等に充当する予定である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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