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ダイナムジャパンHD Research Memo(11):スマート遊技機の投資強化やM&Aなどによって再成長を目指す


*12:51JST ダイナムジャパンHD Research Memo(11):スマート遊技機の投資強化やM&Aなどによって再成長を目指す ■今後の成長戦略

2. 成長戦略
ダイナムジャパンホールディングス<06889>はパチンコ事業における成長戦略として、「スマート遊技機への投資強化による収入増」「既存店の大規模リニューアルを通じた収益力の向上」「新規ユーザーの獲得(幅広い年代層の開拓)」「積極的なM&Aの継続による店舗数の拡大」の4つを当面のテーマとして掲げ、2024年3月期以降の成長を実現する方針だ。

(1) スマート遊技機への投資強化による収入増
当面はスマート遊技機、とりわけ集客力の高いスマスロの人気機種をどれだけ多く導入できるかが、客数並びに営業収入拡大のカギである。同社では豊富な資金力を生かしてこうした機種を積極的に導入し、投資効率を高めながら収入増を実現する計画となっている。スマパチに関してはスペック面で従来機とほとんど変わらないため様子を見ながら導入を進めていくことになるが、規制緩和により魅力的な機種が開発されれば積極導入に転換する方針だ。

(2) 既存店の大規模リニューアルを通じた収益力の向上
既述のとおり、2024年3月期中間期において老朽化していた旗艦店の大規模リニューアルを実施し、収入増の効果が確認されたことから、今後も市場環境や収益状況を睨みながら、老朽化した店舗についてリニューアルを実施する予定だ。設備など刷新することで顧客満足度も向上し、リピート率の上昇や新規顧客の獲得により店舗収益力の向上を目指す。

(3) 新規ユーザーの獲得(幅広い年代層の開拓)
同社店舗の顧客層はシニア層が全体の4割強、40~50代が4割弱と年齢層の高いことが特徴となっている。コロナ禍以降はシニア層の回復が緩慢だったこともあり、顧客層を幅広い年代に広げることも重要と考え、若中年層の遊技率が高いスマスロなどの商品ラインナップを強化し、10~30代の顧客開拓を進めていく。また、パチンコやスロットの遊び方や楽しさを伝える情報提供を強化することで、新規ユーザーの獲得にも取り組んでいく。将来的にはスマート遊技機の特性を生かした自由なレイアウトにより、斬新かつ新たな娯楽体験を提供する次世代型店舗の開発が期待される。

(4) 積極的なM&Aの継続による店舗数の拡大
出店戦略に関して、当面はM&Aの継続により効率的に店舗数を拡大する戦略だ。建設コストが上昇するなかで店舗を新規出店する場合、遊技機や周辺設備のイニシャルコストも含めて考えると投資回収期間が長くなり、M&Aによって店舗数を拡大する方が投資効率の面で上回るためだ。実際、2024年3月期は2023年12月までに2件のM&Aを実行し7店舗を獲得した。今後も競合店の閉店が続くなかで、条件に適う案件についてM&Aを積極的に実施し、店舗数を拡大していくことにしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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