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神戸物産---23年10月期は2ケタ増収、全てのセグメントで売上高が増加


*13:34JST 神戸物産---23年10月期は2ケタ増収、全てのセグメントで売上高が増加 神戸物産<3038>は15日、2023年10月期連結決算を発表した。売上高が前期比13.5%増の4,615.46億円、営業利益が同10.4%増の307.17億円、経常利益が同6.7%減の299.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.3%減の205.60億円となった。

業務スーパー事業の売上高は前年同期比12.8%増の4,469.08億円となった。当年度において、「業務スーパー」の出店状況は、出店53店舗、退店12店舗、純増41店舗の結果、総店舗数は1,048店舗となった。新規出店の内訳としては、直轄エリア38店舗、地方エリア15店舗となった。出店に関しては九州地方を中心として全国的に新規出店があった。また、営業年数が長くなり老朽化してきた店舗の移転等を積極的にフランチャイズオーナーに勧めている。経営成績については、為替の急激な変動や物価上昇による仕入れコストの増加があったが、価格戦略が功を奏したことや、「業務スーパー」の魅力であるプライベートブランド商品が多くのメディアで取り上げられたことで、業績の拡大が続いている。

外食・中食事業の売上高は同49.5%増の109.50億円となった。当年度において、日本最大級の大型バイキングチェーンである「神戸クック・ワールドビュッフェ」の出店状況は、出店3店舗、退店0店舗、純増3店舗の結果、総店舗数が14店舗となった。焼肉オーダーバイキングである「プレミアムカルビ」の出店状況は、出店4店舗、退店0店舗、純増4店舗の結果、総店舗数が20店舗となった。また、惣菜店である「馳走菜(ちそうな)」の出店状況は、出店29店舗、退店2店舗、純増27店舗の結果、総店舗数は114店舗となった。「神戸クック・ワールドビュッフェ」については、メニューの改廃等による顧客満足度の向上に努めてきた。また、マスク着用要請や会食における人数制限の解除、外国人観光客の増加等の影響で、集客は新型コロナ拡大前に近い水準まで回復してきている。「プレミアムカルビ」は、メディアで紹介される機会も増加し、年々その注目度が高まっている。多くの顧客に利用されていることに加え、新規出店による店舗数の増加もあり、事業の拡大に伴う効率化が進んだ。「馳走菜(ちそうな)」は、顧客のニーズをとらえたメニュー構成や新メニューの投入で集客力を増している。加えて、店舗数の大幅な増加もあり売上高を拡大している。

エコ再生エネルギー事業の売上高は同15.7%増の36.46億円となった。当年度において、2023年10月から宮城県東松島市で1ヵ所の新規太陽光発電所が稼働した。これにより、稼働中の発電所と発電量は、太陽光発電所が19ヵ所で約81.0MW、木質バイオマス発電所が1ヵ所で約6.2MWとなった。既存発電所も順調に発電を続けている。

2024年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.9%増の4,980.00億円、営業利益が同0.9%増の310.00億円、経常利益が同10.1%増の330.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.6%増の215.00億円を見込んでいる。

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