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アイリック Research Memo(9):2024年6月期は大幅増収増益予想、さらに上振れ余地


*14:09JST アイリック Research Memo(9):2024年6月期は大幅増収増益予想、さらに上振れ余地 ■今後の見通し

● 2024年6月期連結業績予想の概要
アイリックコーポレーション<7325>の2024年6月期の連結業績予想は、売上高が前期比25.3%増の7,524百万円、営業利益が同97.8%増の371百万円、経常利益が同94.0%増の377百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同845.1%増の151百万円としている。売上面は各事業とも伸長し、第2四半期より新規連結するLAも寄与して大幅な増収を見込んでいる。利益面は人財及びマーケティング投資を効率的に実施するほか、増収効果で大幅な増益を予想している。前期計上した貸倒引当金繰入額や投資有価証券評価損が剥落することも増益要因となる。なお下期に向けてストック収益が積み上がるため、上期は営業損失だが、下期に大幅な黒字を想定している。

セグメント別売上高の計画(注:セグメント別売上高については決算説明資料の管理会計ベースで表示しているため、制度会計ベースの決算短信・有価証券報告書の数値と異なる。また2023年6月期より保険販売事業の内訳を変更している。)は、保険販売事業が前期比35.5%増の4,277百万円(直営店部門が同17.2%増の3,001百万円、法人営業部門・RM部門が同19.9%減の476百万円、その他(M&A等)が800百万円)、ソリューション事業が同6.6%増の1,967百万円(AS部門が同9.6%増の1,184百万円、FC部門が同2.4%増の783百万円)、システム事業が同27.6%増の1,280百万円としている。

弊社では、保険販売事業では人員採用などの先行投資がおおむね完了して集客数や成約数の増加によって利益が出やすい収益体質となっていること、大規模プロモーションによる認知度向上などで集客数が増加基調となっていること、ストック収益が主力のAS部門やシステム事業が順調に拡大していることを勘案すれば、会社予想に上振れ余地があると考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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