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城南進学研究社---1Q増収、教育事業・スポーツ事業ともに売上高が増加


*15:00JST 城南進学研究社---1Q増収、教育事業・スポーツ事業ともに売上高が増加 城南進学研究社<4720>は10日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.7%増の13.19億円、営業損失が1.57億円(前年同期は2.05億円の損失)、経常損失が1.53億円(同2.04億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が1.62億円(同2.18億円の損失)となった。

教育事業の売上高は前年同期比0.7%増の12.29億円となった。幼少教育部門では、算数教室「りんご塾」、保育園を運営している子会社である城南ナーサリー及び城南フェアリィーの売上高増加、児童英語教室「ズー・フォニックス・アカデミー」での安定した売上確保により前年同期を上回る売上高となった。また、子会社である城南ナーサリーでは、6月に児童発達支援教室「フォレストキッズ」の第1号教室をオープンし、順調なスタートとなっている。映像授業部門(映像授業教室「河合塾マナビス」)では受講単価の上昇により、前年同期を上回る売上となった。一方、個別指導部門(個別指導塾「城南コベッツ」)では、大学入試における総合型・学校推薦型選抜の増加による、高校生の減少に伴う単価の減少などが売上を押し下げており、前年同期を下回る売上高となった。デジタル教材・ソリューション部門では、高校等への講師派遣事業、オンライン学習教材「デキタス」の自治体・学童保育・スポーツクラブ等への提供等において継続受注・新規受注があったが、第2四半期以降の売上となるものが多く、前年同期を下回る売上高となった。なお、教育事業は事業の性質上、売上高・利益とも第2四半期連結会計期間以降に大きくなる傾向がある。

スポーツ事業の売上高は同0.3%増の0.91億円となった。子会社である久ケ原スポーツクラブでは、新型コロナウイルス感染症により屋内施設での運動が避けられる傾向にあったが、5月に感染症法上の位置づけが5類へ移行したこと等により新規会員の獲得が好調となっている。また、学習施設や学童施設も併設しており、同社グループのオンライン学習教材「デキタス」やプログラミング教室の利用を促進するなど、運動と勉強を掛け合わせたサービスの提供により他スポーツクラブとの差別化を図っている。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.0%増62.45億円、営業利益が1.69億円、経常利益が1.74億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.06億円とする期初計画を据え置いている。

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