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CEHD Research Memo(5):電子カルテ「MI・RA・Is」の受注は堅調で、今後も増収増益が続く見通し


*12:25JST CEHD Research Memo(5):電子カルテ「MI・RA・Is」の受注は堅調で、今後も増収増益が続く見通し ■今後の見通し

1. 2023年9月期の業績見通し
2023年9月期の業績は、売上高で前期比4.7%増の14,350百万円、営業利益で同21.2%増の1,250百万円、経常利益で同19.7%増の1,250百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同17.3%増の690百万円と連続で過去最高を更新する見通しだ。前期末において医薬品や医療機器などの開発業務委託に関わる受注が好調で受注残高が積み上がっていること、前期第2四半期から連結の範囲に含めたサンカクカンパニーの業績が通期で計上されることなどにより、増収増益を見込んでいる。またCEホールディングス<4320>のシステムは入れ替えなどが難しく、一度病院に採用されるとそのシステムを使い続けるという特性があるため、比較的安定した業績が見込める。「MI・RA・Is」シリーズは2023年9月期第2四半期において新規ユーザーが27件、システムをアップグレードした継続ユーザーが42件あり、継続ユーザー826件を含めると、システム導入数は895件(前期末比12件増)と、順調に増加している。

足元の取り組みとして、2022年10月にCSIから発表された小規模医療機関向けクラウド型電子カルテサービス「MI・RA・Is/QS」の拡販を進める。病院の中で最も施設数が多い100床未満の小規模医療機関における電子カルテシステムの導入率は30%程度であり、市場開拓の余地が残されている。安全性に優れ導入コストが比較的安価なクラウド型電子カルテシステムを投入し、拡販に取り組む。さらに海外市場にも参入する。マイクロンの取扱商品である脳画像解析プログラム「PMAneo」が台湾でプログラム医療機器のライセンスを取得し、台湾の医療機関へ販売を行っている。この取り組みは、今後、市場の成長が見込めるアジア圏へも横展開する方針である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)

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