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三菱総合研究所---北海道大学と三菱総研DCS、反射スペクトルデータを農業に活用するための共同研究を開始


北海道大学と三菱総合研究所<3636>の子会社である三菱総研DCS(以下、DCS)は21日、稲の育成段階を表現する新たな指標を策定するため、2022年11月よりスペクトルデータの解析を開始したことを発表した。

反射スペクトル計測は、専用の分光器の視野に入射する、植生などの反射光(紫外・可視・赤外など)の波長ごとの強度を、広い波長域で同時に精密測定する技術。この情報を分析することにより、撮影対象の生育段階や病害虫などの被害状況を推定することができる。

北海道大学が独自開発した分光器を用いて北海道の稲圃場でデータを取得し、そのデータをDCSがAI技術等を利用して解析を行う。解析結果を踏まえ、「稲の育成状況を推定するために有効な波長の特定」「計測時の光の入射および測定器の角度および天候といった条件がその推定に及ぼす影響の評価」などの研究テーマに共同で取り組んでいくとしている。

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