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テラスカイ Research Memo(7):自己資本比率は60%以上、ネットキャッシュも潤沢で財務内容は良好


■業績動向

3. 財務状況と経営指標
テラスカイ<3915>の2022年2月期末の総資産は前期末比1,727百万円減少の13,834百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産は法人税の支払いにより現金及び預金が422百万円減少した一方で、売掛金が366百万円、前払費用が225百万円それぞれ増加した。また、固定資産では投資有価証券が株価下落により2,126百万円減少したほか、有形固定資産が47百万円、のれんが39百万円それぞれ減少した。

負債合計は前期末比1,120百万円減少の3,987百万円となった。主な変動要因を見ると、前受金が378百万円、買掛金が259百万円それぞれ増加した一方で、未払法人税等が853百万円、繰延税金負債が601百万円、有利子負債が83百万円それぞれ減少した。また、純資産は前期末比607百万円減少の9,846百万円となった。資本剰余金が271百万円、利益剰余金が306百万円、非支配株主持分が268百万円それぞれ増加した一方で、その他有価証券評価差額金が1,484百万円減少した。

経営指標を見ると、自己資本比率が前期末の62.1%から63.5%に上昇した一方で、有利子負債比率は7.0%から6.8%に低下した。ネットキャッシュ(現金及び預金-有利子負債)は前期末比で338百万円減少したものの50億円台と潤沢で、財務内容は良好な状態にあると判断される。また、収益性についてはROAで4.5%、ROEで3.3%、売上高営業利益率で5.2%といずれも低水準となっているが、これは今後の成長に向けた先行投資を実施していることが主因であり、既存事業における収益性については高い水準を維持しているものと弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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