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バイク王&カンパニー---20年11月期2ケタ増収・大幅な増益、ホールセール・リテールいずれの利益も好調


バイク王&カンパニー<3377>は12日、2020年11月期決算を発表した。売上高が前期比11.1%増の223.49億円、営業利益が同235.8%増の7.07億円、経常利益が同139.0%増の8.59億円、当期純利益が同188.8%増の5.94億円となった。

当年度においては、仕入力の強化として、マスメディアの媒体構成の最適化とWEBを中心とした効果的な広告展開を推進し、人員の適正配置・拡充および育成強化を図り、顧客からの問い合わせに迅速に対応できる体制強化と仕入強化キャンペーンを実施した。販売力の強化は、マーチャンダイジングサイクルの推進に加え、ホールセールにおいて、感染拡大当初見られたオークション相場の下落にいち早く反応するとともに、販売価格水準を維持するよう販売方法を工夫した。この取り組みは奏功し、リテール市場の回復もあってホールセールの車輌売上単価も上昇した。また、リテールにおいて、店舗の移転や増床、商品ラインアップの拡充を図るとともに、接客力向上および売り場改善による既存店の強化、通信販売の強化に努めた。

推移で見ると、第1四半期は前年同期に比べ業績が好調に推移した一方、第2四半期は新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりバイクの出張買取における申し込み減少やオークション相場の下落が見られた。この状況の変化を注視していたが、業績への影響は営業努力により軽微に留まった。第3四半期は不透明な要素が多い状況に変わりなかったが、ホールセールにおいてはオークション相場が前年同期に比べ上昇したほか、リテールは各施策に加え市場の回復もあり、業績は好調に推移した。第4四半期はさらなるリテールの強化方針として、顧客の利用促進を図る施策や店舗の修繕を実施した。ホールセールは、引き続き販売価格水準を維持するよう販売方法の工夫に努めたほか、リテール向け在庫の強化を行った。これらの取り組みによって、リテール台数は前年より増加した一方、ホールセール台数は前年よりやや減少し、全体の販売台数は前年並みとなった。また、車輌売上単価(一台当たりの売上高)は前年を上回り、売上高は増収となった。加えて、平均粗利額(一台当たりの粗利額)が前年を上回り売上総利益も増益となった。営業利益以降の各段階利益についても、ホールセール、リテールいずれも好調により前年を上回る大幅な増益となった。

2021年11月期通期の業績予想については、売上高が前期比2.9%増の230.00億円、営業利益が同13.1%増8.00億円、経常利益が同7.0%増の9.20億円、当期純利益が同4.3%増の6.20億円を見込んでいる。


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