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ソフト99---1Q連結業績は、ファイン、ポーラス事業が堅調に推移、2Q以降はサービス、不動産事業の回復期待


ソフト99コーポレーション<4464>は6日、2021 年3月期(20年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.5%増の62.30億円、営業利益が同1.9%減の6.29億円、経常利益が同1.0%減の6.85億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同13.1%減の4.18億円となった。
ファインケミカル事業、ポーラスマテリアル事業の両製造部門が業績を牽引し、緊急事態宣言を受けて営業自粛により落ち込んだサービス、不動産関連をカバーした格好となった。

ファインケミカル事業の売上高は前年同期比3.8%増の32.41億円、営業利益は同32.4%増の4.83億円となった。
ファインケミカルは「巣ごもり消費」の需要がカーケアに波及した。特にリペア製品については「巣ごもり消費」が腰を据えて行うカーリペアの需要増加に波及した。
また家庭用製品販売においては、マスクの着用が常態化したことによってメガネケア製品が大きく伸長した。

ポーラスマテリアル事業の売上高は前年同期比2.6%増の15.08億円、営業利益は同14.6%増の2.29億円となった。産業資材の海外向け販売において新型コロナウイルス感染症拡大に起因する在庫積み増しが引き続き継続したことにより、出荷が大きく増加したことが貢献した。

サービス事業の売上高は前年同期比1.6%減の12.38億円、営業損失は0.73億円(前年同期は0.2億円の営業利益)となった。生活用品企画販売事業は外出自粛による通販需要拡大により前年同期を上回った一方で、教習事業は緊急事態宣言による営業自粛のため前年同期を下回った。

不動産関連事業の売上高は前年同期比30.5%減の7.42億円、営業損失は0.12億円(前年同期は0.53億円の営業利益)となった。温浴事業における営業自粛により営業損失を余儀なくされた格好だ。

2021年3月期通期の連結業績予想については、期初に発表した会社計画を変更していない。売上高が前期比1.5%増の248.00億円、営業利益が同5.0%減の23.00億円、経常利益が同6.4%減の24.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.7%減の17.20億円を見込んでいる。
引続きファインケミカル、ポーラスマテリアルの両製造事業部門の堅調な伸びに加え、緊急事態宣言が明けたことによる営業再開によりサービス事業、不動産関連事業の回復が期待される。




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