■早稲田アカデミー<4718>の業績動向

2. 財務状況と経営指標
2019年3月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比682百万円増加の15,063百万円となった。主な増減要因と見ると、流動資産では現預金が146百万円増加したほか、営業未収入金が62百万円増加した。固定資産ではのれんが121百万円減少した一方で、有形固定資産が236百万円、差入保証金が394百万円それぞれ増加した。

負債合計は前期末比55百万円増加の7,438百万円となった。2018年3月期に集学舎の株式取得資金のために調達した借入金の返済が進み、有利子負債が496百万円減少し、一方で未払金が126百万円、未払法人税等が143百万円増加した。また、純資産は前期末比626百万円増加の7,625百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益925百万円を計上した一方で、配当金の支払い262百万円が減少要因となった。

経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は前期末の48.7%から50.6%と再び50%台に回復した。収益増と有利子負債の削減を進めたことで、有利子負債比率も10.4%から6.6%に低下するなど財務体質の改善が進んだと言える。また、収益性に関してはROAが前期の8.2%から10.4%、ROEが同10.4%から12.7%、売上高営業利益率が同5.0%から6.4%といずれも直近では最高水準まで上昇しており、収益性の向上も進んだと言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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情報提供元:FISCO
記事名:「早稲アカ Research Memo(5):収益性の向上と財務体質の改善が同時に進む