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グリムス Research Memo(5):高い収益性とともに健全性を確保


■業績動向

2. 財務状況及びキャッシュ・フローの状況
グリムス<3150>の2019年3月期末の財務状況は、売掛金が増加したことなどから、流動資産は同625百万円増加した。また敷金及び保証金が増加したことなどから、固定資産は同58百万円増加した。以上から資産合計は同683百万円増の6,926百万円となった。負債合計では買掛金の増加などから、流動負債が同424百万円増加した一方、長期借入金が減少したことなどから固定負債は同104百万円減少した。この結果、負債合計は同320百万円増の3,083百万円になった。純資産合計は前期末比363百万円増の3,843百万円であった。これは親会社株主に帰属する当期純利益が増加したことが主因である。

以上から、2019年3月期末の自己資本比率は55.4%とおおむね前期並みの水準を維持し、財務の健全性は極めて高い。ROEは22.0%から27.4%に上昇し、収益性も向上している。実際、日本取引所グループ<8697>の上場会社連結決算短信集計による3月決算上場会社の自己資本比率31.18%、ROE9.36%を大きく上回っている。

2019年3月期末の現金及び現金同等物の期末残高は、3,490百万円となり、前期末に比べ4百万円減少した。

2018年3月期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動により得られた資金は852百万円(前期は830百万円の収入)となった。税金等調整前当期純利益1,483百万円、仕入債務の増加201百万円などが増加要因となったものの、売上債権の増加509百万円、法人税等の支払額485百万円などが減少要因となった。

投資活動により支出した資金は113百万円(前期は63百万円の支出)になった。有形固定資産の取得による支出45百万円や敷金及び保証金の差入による支出94百万円による資金の減少が主因である。

財務活動により支出した資金は744百万円(前期は390百万円の支出)となった。これは、長期借入れによる400百万円等の増加があったものの、長期借入れの返済505百万円と自己株式の取得493百万円などによる減少があったことによる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)



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