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デリカフHD Research Memo(6):FSセンターの拠点開設が続き、固定比率は上昇傾向


■デリカフーズホールディングス<3392>の業績動向

3. 財務状況と経営指標
2019年3月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比561百万円増加の19,807百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では設備投資の増加により現預金が1,071百万円減少し、また、固定資産では中京FSセンター(設備投資額約7.5億円)、埼玉FSセンター(同13億円)の開設により有形固定資産が1,632百万円増加した。

負債合計は前期末比254百万円増加の11,959百万円となった。主に有利子負債が370百万円増加した。また、純資産合計は同307百万円増加の7,847百万円となった。配当金の支払額117百万円の支出があったものの親会社株主に帰属する当期純利益459百万円の計上により利益剰余金が増加した。

経営指標を見ると、自己資本比率は前期末比0.4ポイント上昇の39.6%、有利子負債比率は同1.1ポイント上昇の93.9%とほぼ横ばい水準で推移した。ただ、事業拡大のため物流センターの拠点拡充をここ数年進めていることから、固定比率は前期末の131.1%から146.5%と上昇傾向が続いている。同社は外食・中食業界における慢性的な人手不足が続くなかで、カット野菜の需要は今後も拡大していくものと考えており、引き続きFSセンターの増設を積極的に進めていく計画となっている。このため、有利子負債もしばらくは高水準が続く見込みだが、2019年3月期のインタレスト・カバレッジ・レシオ(営業キャッシュ・フロー÷利払い)は30.4倍であり、問題の無い水準にあると判断される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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