■業績動向

1. 2019年6月期第2四半期の業績概要
AMBITION<3300>の2019年6月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比48.4%増の13,436百万円、営業利益が同5,971.1%増の557百万円、経常利益が483百万円(前年同期は35百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が262百万円(前年同期は48百万円の損失)と記録的な増収増益を達成した。

主力のプロパティマネジメント事業におけるサブリース戸数が9,776戸(前年同期比8.6%増)と堅調に伸びたのに加え、入居率が95.3%(2016年12月末は88.8%、2017年12月末は97.7%)と高い水準を維持した。例年の第2四半期は人々の異動が少ないため、確保した物件の入居率を高めるのに苦労してきたが、2017年以降は仕入れと客付けのバランスを改善している。プロパティマネジメント事業の増益基調が鮮明になった理由(入居率要因以外)としては、スケール効果が効く規模に達したことや、不動産テックを積極的に取り入れて生産性を上げてきた成果が顕在化したことが挙げられる。また、サブリース以外も含む管理戸数全体も18,094戸(前期比13.0%増)とさらに増加した。インベスト事業ではヴェリタスが2017年10月から連結され、大きな戦力となっている。2019年6月期は12月末までに186件(売上高約6,300百万円分、ヴェリタス以外含む)の引き渡しが順調に完了。都内のプレミアムエリアに新築投資用デザイナーズマンションを開発しており、安定した資産価値が支持されている。

プロパティマネジメント事業の着実な増益に加え、インベスト事業の連結により、季節変動に影響を受けず、上期からの黒字計上ができる強靭な企業体質に変貌した。売上総利益率は3.5ポイント改善、販管費率は0.6ポイント改善、結果として営業利益率は4.1ポイント改善した。


レバレッジを効かせて成長を志向する。中長期的には収益力向上による資本増強を計画
2. 財務状況と経営指標
2019年6月期第2四半期末の総資産は前期末比968百万円減の13,622百万円となった。そのうち流動資産は868百万円減であり、販売用不動産(仕掛含む)と現金及び預金の減少が主な原因である。固定資産は98百万円減であり、大きな変動はなかった。

負債合計は前期末比1,115百万円減の11,573百万円となった。そのうち流動負債は1,511百万円増であり、1年以内返済予定の長期借入金の増加が主な要因である。固定負債は2,627百万円減であり、長期借入金の減少が主な要因である。

純資産合計は前期末比147百万円増の2,049百万円となった。利益剰余金の増加が主な要因である。

経営指標(2019年6月期第2四半期末)では、流動比率149.6%(前期末は208.1%)、自己資本比率15.0%(前期末は13.0%)とレバレッジを効かせて成長を志向する。中長期的に収益力を向上させ、資本を増強していく計画である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

<HN>

情報提供元:FISCO
記事名:「アンビション Research Memo(4):2019年6月期第2四半期は、主力2事業がともに増収増益