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nmsホールディングス---2Qは売上高が2.9%増、PS事業が増収増益


nmsホールディングス<2162>は9日、2019年3月期第2四半期(18年4-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.9%増の277.19億円、営業利益が同59.8%減の2.39億円、経常利益が同63.5%減の2.20億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同89.0%減の0.62億円となった。

HS事業では、国内HS事業の製造派遣・製造請負事業は、正社員化や外国人技能実習生の活用により、採用力の強化と共に定着率の向上を図ることができたが、成長戦略としてその施策を進めている外国人技能実習生向け研修事業会社の立ち上げや、物流3PL(サードパーティー・ロジスティクス)受託・テクニカル流通加工事業会社設立等による、先行投資コストの発生があった。

海外HS事業は、中国及びASEANにてその取り組みを展開している。中国は、市場環境の変化や人件費の高騰等があるものの、現地における事業拡大の手段として、製造請負の展開を増やすことを進めている。また、NMS VIETNAM CO.,LTD.、NMS INTERNATIONAL RESOURCES CO., LTD.、nms(Thailand)Co., Ltd.は、グループリソースの活用を行いながら、現地における人材派遣及び製造受託を行う拠点として、収益性向上への取り組みをすすめている。

EMS事業では、国内EMS事業は国内向け既存事業については概ね順調に推移したものの、第2四半期に入り、工作機械関連の受注が米中貿易摩擦等の影響もあり、計画を下回った。また、重点施策として進めているベトナム生産拠点の設立や部材ビジネス立ち上げ等による投資コスト先行の影響もあり、前年同四半期に対し、セグメント利益が減少した。

海外EMS事業は、中国は引き続き堅調に推移したが、マレーシアにおいては、主力の白物家電関連において気候等の影響による需要減があり、第2四半期以降は計画を下回った。

PS事業は、これまで既存製品の需要調整や新規分野への製品投入までの端境期となっていたが、当期より新規受注の量産化が順次スタートしたことや、国内におけるサンプル品の出荷増もあり、売上・利益ともに増加した。

また、2018年1月11日付でEV分野の開発・製造を行う拠点として、「松阪工場」(三重県松阪市)を開設し、9月から生産を立ち上げ、顧客への納入を開始した。リチウムイオン二次電池パックをはじめとするEV分野の製品開発・量産を加速させるとともに、現在の主軸である電源製品の生産技術開発も発展させ、「基盤強化」と「新製品開発・製造・拡販」の両輪で、新規受注の上乗せを推進している。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.6%増の610.00億円、営業利益が同0.6%増の13.00億円、経常利益が同2.9%増の15.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.5%減の11.00億円とする5月14日に公表した業績予想を据え置いている。



<SF>

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