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馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:第5世代移動通信システム「5G」が動き出す!


皆さま、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーターの馬渕磨理子です。

『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、最新のニュース情報も交えながらお話しする連載です。

■第5世代移動通信システム「5G」が動き出す

第5世代移動通信システム「5G」に関連するニュースが相次いでいます。10月24日には、NEC<6701>が韓国サムスン電子と5G向け基地局の技術開発と営業協力で提携を発表しました。

海外をみると、米ベライゾン社が世界初となる5G対応の家庭向けネットワークサービスを10月から開始。中国のスマートフォンメーカーであるファーウェイ(華為技術)は、「5G」対応端末を来年半ばにも発売することを発表しています。中国はアメリカをしのぐ大規模な5G投資を進めています。その背景には、4G開始で先進国に遅れたことから5Gでは対応を早めたいという思いがあるようです。

■国内の5G導入企業

従来と比べて大容量のデータを高速で送信できる5Gについては、NTTドコモ<9437>、KDDI<9433>系のau、ソフトバンクグループ<9984>のソフトバンクといった国内大手キャリアも来年からのプレサービス開始を明らかにしています。

また、IoT(モノのインターネット)を実用化するためのキーテクノロジーでもあり、ビジネスチャンスはワールドワイドとなります。インフラの拡充も伴うため、関連企業は事業機会となりそうです。5Gは過去にも物色テーマとなったことがありますが、技術の高度化から4G時代と比べ銘柄が厳選され始めており、中小型株へ活躍の場も広がってきていると言えます。

■『5G』関連銘柄の動き

では、実際に『5G関連』の銘柄に焦点を当ててみましょう。

アンリツ<6754>は、5G関連の需要増で「計測事業」が好調となっています。NTTドコモ<9437>が同社の「5G NR RFテストシステム」を正式採用したと発表しています。各社が5Gの開発に注力するなかで、5G関連としての位置づけの高まりに期待されています。10月31日の決算発表では、19年3月期利益予想の上方修正を発表し、19年3月期の連携経常利益は期初の66億円から、70億円の見通しとなりました。「5G」関連の需要拡大による、業績拡大が期待できます。

そのほか、KDDI<9433>と通信事業で業務提携を発表した、楽天<4755>は見直し買いの展開となっています。また、NECグループやパナソニックグループを主要販売先とするアイレックス<6944>、通信機器を主力にソフト開発を手掛けるサイバーコム<3852>、画像システム分野やドローン活用に強みをもつイメージワン<2667>は5Gが追い風になります。そして、電気通信工事大手の協和エクシオ<1951>も広義の5G関連と言えそうです。

(その他の代表的な5G関連の銘柄リストは、『マネックス証券トレードステーションのHP コラム・レポートのページ』からダウンロードできます。)

次回も、このような形で、話題のニュースから読み解いたテーマとトレードステーションのツールについてお話しします。

※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。

(フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子)




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