クオール<3034>は15日、2018年3月期(17年4月-18年3月)連結決算を発表。売上高が前年同期比10.7%増の1455.16億円、営業利益が同32.4%増の90.91億円、経常利益が同32.1%増の93.33億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.5%増の49.86億円となった。

同社グループは、保険薬局事業とBPO(Business Process Outsourcing)受託事業の2つの事業を収益の柱としており、保険薬局事業においては、「あなたの、いちばん近くにある安心」を掲げ、かかりつけ薬剤師・薬局として地域社会の信頼獲得をめざした人財育成と薬局運営に注力している。また、「選ばれつづける薬局への挑戦」(経営ビジョン)として、「街ナカ」「駅チカ」「駅ナカ」のさまざまな業態の薬局を、異業種連携を含め展開している。
また、第2の柱である収益性が高いBPO受託事業の収益拡大を進め、ポートフォリオ最適化を図っている。

各事業別について、保険薬局事業においては、出店状況は新規出店21店舗、子会社化による取得14店舗の計35店舗(うち売店1店舗)増加した一方、閉店により13店舗(うち売店3店舗)減少した結果、同社グループ全体で店舗数は718店舗となった。売上高については、新店及び新規取得子会社が業績に寄与した。加えて、かかりつけ薬剤師・薬局の推進やジェネリック医薬品の使用促進により、調剤技術料の収入が増加した。また、適正な在庫管理と医薬品調達コストのコントロールのため、新在庫システムを全店に導入した。さらに、顧客満足度向上、業務の効率化のための積極的な設備投資を実施した。
その結果、売上高は前年同期比14,488百万円増加し135,084百万円(前年同期比12.0%増加)、営業利益は前年同期比2,490百万円増加し8,652百万円(前年同期比40.4%増加)となった。
BPO受託事業においては、アポプラスステーション株式会社の中核事業であるCSO(Contract Sales Organization)事業は、MR派遣の競争が激化する中、業界最多の契約社数を維持している。また、新規顧客の開拓及び既存案件の契約延長に向けて、専門性の高いMRの育成や製薬企業への営業強化に取り組んできた。派遣紹介事業については、薬剤師等の派遣者数が伸び、計画を上回る結果となった。また、新たな営業拠点を開設し、事業の拡大を図っている。CRO(Contract Research Organization)事業においては、案件の受注数が伸び悩んだものの、今後の営業力強化に向け、体制を整備している。
その結果、売上高は前年同期比474百万円減少し10,431百万円(前年同期比4.3%減少)、営業利益は前年同期比157百万円減少し1,341百万円(前年同期比10.5%減少)となった。
2019年3月期連結業績予想は、売上高が前期比4.5%増の1520.00億円、営業利益が同12.0%減の80.00億円、経常利益が同14.3%減の80.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は、同9.7%減の45.00億円としている。
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情報提供元:FISCO
記事名:「クオール—--新規出店やかかりつけ薬局の推進が寄与し大幅に増収増益