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株式注意女子:2018年度の新年相場を見越して【FISCOソーシャルレポーター】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株式注意女子氏(ブログ「株式注意情報.jp」、ツイッター:@kabushikichuiを運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年12月25日19時に執筆

大納会までカウントダウンとなりました。
12月25日の出来高は1999年の大納会(午前中のみの短縮取引だった頃)以来、18年ぶりの少なさでした。例年のことではありますが、海外投資家の参加が少ないこの時期は方向感も乏しく、日銀のETF買いがあっても大きくは動きにくい相場が続きます。

年の境目と言うこともあり方向感を見極めたいところではありますが、海外投資家による出来高増加が見込めないこの時期には、大きくポジションを取りにくいと思います。

では、クリスマス休暇が終われば海外勢は日本のマーケットに戻ってくるのか・・・
と言うと過去の出来高を見ると一目瞭然で、今年も例年通りであれば、1月の2週目にあるSQまでは閑散相場が続くものと見ています。

来年で言うと、1月12日(金)がSQとなりますので、海外投資家のポジションチェンジや、日経平均先物や裁定取引の満期による売買により動きが出てくると思います。

来年早々の大きな注目内容と言えば、米国での税制改革。
法人減税により企業にとっては好材料なのは間違いありませんが、気になるのは利払いの控除制限が設けられる点と一部増税となる点です。

簡単に言うと、負債の額が大きい企業は一定額以上の負債に対しての控除が受けられなくなります。米国企業の負債額は過去最高水準で、S&P500の非金融企業の負債額は6兆ドルに達すると言われています。

この控除制限によって、テネット・ヘルスケアは2018年の業績見通しを下方修正することを明らかにしていますし、JCペニーは業務や資金繰りに悪影響が出る見通しだそうです。

また州地方税控除も廃止されることで、税率の高い州にとっては実質の増税となる地域もあります。

米国マーケットの動きに、日本のマーケットは引っ張られることが多いこともあり、来年から開始される税制改革をマーケットがどのように受け止めるかを見極めたいと思っています。

日本も米国も企業業績は良好なことから、来年半ばまでは上値トライをしていくと今は見ていますが、大切なお金を投資することですから、出来る限り地合の良い時に、方向感に沿った形で投資を行いたいですよね。

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執筆者名:株式注意女子
ブログ名:株式注意情報.jp





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