■サムティ・レジデンシャル投資法人<3459>のベンチマーキング

他のレジデンス特化型J-REITと比較すると、分配金利回り(利益超過分配金を含まない)の高さやNAV倍率の低さから判断して、同REITの投資口価格には明らかに割安感がある。この要因として、資産規模が小さいことや、知名度や投資魅力が十分に伝わっていないこと、初めての主要地方都市中心のポートフォリオであることから運用実績を見極める段階にあったことなどが考えられる。安定性については、資産規模1,000億円に向けてパイプラインが順調に積み上がっていることから解消される可能性が高い。また、知名度や投資魅力についても、IR活動に積極的に取り組む方針であり、解消されていくものと考えられる。初めての主要地方都市中心のポートフォリオであることについても、同REITが安定的なキャッシュフローを生み出すことが実証されてきたことを勘案すると、今後、調整される余地は大きいと考えられる。また、足元のJ-REIT市場全体がやや軟調に推移していることも影響しているものとみられるが、市場全体に勢いが戻ってくれば、割安銘柄として一気に注目を集めるシナリオも想定される。したがって、内部要因及び外部要因の両面から、投資口価格の反転のタイミングに注意する必要があるだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

<HN>

情報提供元:FISCO
記事名:「サムティレジ Research Memo(12):投資口価格には割安感があるが、調整余地は大きい