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新興市場銘柄ダイジェスト:細火工が大幅続伸、AMIはストップ高


<6254> 野村マイクロ 1006 +24
一時前日比83円高の1065円まで上昇。米WSJは3日、サムスンがiPhone Xに部品を供給し数十億ドルの収益を上げる見込みだと報じている。発売後20カ月の世界販売は1億3000万台にも上る見通しで、サムスンは1台当たり110ドル稼ぐもよう。アップルとサムスンが今年、世界で最も収益性の高い企業になるとの予想もあり、サムスンと取引が多いとされる同社に思惑買いが向かったようだ。


<3773> AMI 1015 +150
ストップ高。20年3月期に連結営業利益を今期予想の約33倍となる10億円程度に伸ばす計画との一部報道が買い材料視された。記事によると、音声を認識してリアルタイムに文字に変換するシステムの販売がコールセンターや医療機関向けに伸びるようだ。これまで、システム開発などの費用が先行してきたが、来期以降に負担が軽減することも利益増につながるもよう。また、企業などの働き方改革の浸透も追い風に。


<4274> 細火工 2238 +228
大幅続伸。韓国は「秋夕(中秋節)」の連休を迎えている(今年は10月3~6日)。北朝鮮が連休中やその前後に挑発をした例がある他、追加挑発が警戒されている朝鮮労働党の創立記念日(10月10日)も近づくなか、警戒感も高まっているもよう。また、足元ではロシア通信大手が北朝鮮に対してネット接続サービスの提供を開始したと伝わっており、「サイバー攻撃を行う能力を増強した」と見ている一部専門家もいるようだ。


<6636> ソルガムHD 201 -11
年初来安値更新。子会社2社が17年3月期に販売したスーパーソルガム種子の売上代金について、約定入金日である9月30日に入金が行われなかったと発表。SORG JTおよびUNION GANADERA REGIONAL DE JALISCOが販売先のようだ。輸入に想定以上に時間を要したことなどが背景に。支払期日をそれぞれ18年2月28日、3月31日まで延長、売上計上時期は監査法人と協議し取り決める。


<6469> 放電精密 1091 -90
大幅反落。18年2月期の上期決算を発表。連結営業利益は前年同期比53.4%減の0.37億円で着地、0.56億円としていた上期計画を大幅に下振れたことが嫌気された。17年2月17日に発生した成田事業所の爆発火災事故における自動車部品耐熱塗装の代替生産による費用が想定以上に増加。さらに機械装置等事業の減益影響も重しに。通期計画は据え置いているものの、下振れ懸念も意識されているようだ。


<7713> シグマ光機 1722 +60
大幅高。「アインシュタインからの最後の宿題」と言われていた「重力波」を世界で初めて観測した米国研究者3人にノーベル物理学賞が授与される。日本でも岐阜県の地下に大型低温重力波望遠鏡「かぐら(KAGRA)」が建設中で、プロジェクト代表の梶田氏は「建設を加速し、重力波天文学という新たな学問分野に貢献していく」とコメントしている。同計画に関与している同社にも思惑買いが向かったようだ。


<3189> ANAP 907 +57
3日続伸で7月10日につけた年初来高値(928円)に顔合わせしている。ビットコイン・ブロックチェーン企業である bitFlyerより、ビットコイン決済サービスの提供を受け、10月4日から同社の原宿竹下通りの4店舗に導入開始と発表している。



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