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注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、タカタ、enishなど


東芝<6502>:291.5円(-16.3円)
大幅続落。有報の提出遅れにより上場市場が8月1日付で東証1部から2部に変更となる。2部への指定替えに伴い、920億円強の売りが発生すると試算されているが、市場ではこうした需給懸念は織り込み済みとみられる。ただ、米WDが提訴しているNAND売却差し止め請求に対する裁定、東芝メモリ譲渡に係る主要国独禁当局の承認、東証の判断など、依然として上場維持のハードルは高いとの見方も。


東急不HD<3289>:654円(-20円)
大幅続落。クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げしている。目標株価も720円から600円に引き下げ。高い財務レバレッジの水準を考慮すると、現状のROEには物足りなさがあると指摘。同業他社は開発による利益成長が期待できるものの、同社は2020年3月期まで大型物件の竣工はなく、相対的に評価が低下する可能性とみているもよう。


KLab<3656>:1925円(+110円)
大幅反発。今年夏にも「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の配信を行うことが決定したと先週末に発表している。24日より事前登録受付を開始したもよう。期待感は高まっていたものの、あらためて一段の業績向上に寄与するとの見方が再燃しているようだ。また、「キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~」が100万ダウンロードを突破するなど、引き続き順調な推移となっていることも支援。


enish<3667>: - 円( - 円)
ストップ高買い気配。欅坂46初となる公式ゲームアプリ『欅のキセキ』の制作を決定し、2017年内配信予定と発表している。足元の株価上昇はあくまでも思惑先行であったため、正式発表を受けて、業績インパクトへの期待を反映する動きになっている。短期的な業績伸び悩みもすでに織り込み済みであり、買い安心感は強まりやすくもなっている。


タカタ<7312>: - 円( - 円)
終日売買停止。民事再生法の適用申請を発表、上場廃止となるとともに、10割減資の可能性が高いことから、投げ売りが殺到する展開になっている。民事再生法の申請は避けられないとの見方が強まっていたものの、先週末は自動車各社が支援継続と伝わったことを思惑材料に、短期資金によるリバウンドを狙った値幅取りの動きが強まっていた。


フタバ産<7241>:968円(+79円)
急伸。年初来高値を一気に更新している。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も800円から1120円に引き上げている。生産性改善など体質改善の成果は18年3月期も継続して期待できるとしている。これまでの過去の清算イメージが強かった生産合理化基調から、ホットスタンプ設備の稼働など前向きな投資が拡大期に入ってくることを評価。


ブロッコリー<2706>:1217円(+145円)
大幅続伸で年初来高値更新。KLab<3656>と共同開発しているスマートフォン向けゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」のKLabによる配信が17年夏に決定したと発表している。事前登録の受付を6月24日より開始し、これに合わせ公式Twitterアカウントを開設した。今後アプリの最新情報やキャンペーン情報など随時発表していくという。また、同作は英語・繁体字中国語に対応したグローバル版も開発している。


BBタワー<3776>:270円(+27円)
大幅反発。特定子会社であるビービーエフの株式を一部譲渡すると発表している。これにより、ビービーエフとその100%子会社であるブランチ・アウト及び上海布藍綺国際貿易有限公司は来期以降、持分法適用関連会社となる。また、特別利益計上に伴い17年6月期の純利益見通しを従来の3.00億円から9.56億円(前期は0.09億円の赤字)へと引き上げたほか、期末配当予想を1株当たり1.00円から6.00円(同2.00円)に修正している。


クラウドW<3900>:1023円(+45円)
急反発。インターネットを媒介に企業が仕事を発注し、不特定多数の個人が働く「クラウドソーシング」が拡大していると一部メディアが報じており、サービスを提供する同社などに物色が向かっているようだ。この報道によれば、同社など大手5社の登録者数をもとに推計したところ、「クラウドワーカー」は16年末で約300万人となったようだ。また、17年末までにはさらに3割弱増え、3年前の2.6倍になる見通しとしている。


ネクストウェア<4814>:356円(-34円)
大幅に3日続落。東証が信用取引に関する臨時措置を実施している。本日売買分から委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)とされている。また、日証金も貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る貸借担保金率を30%から50%(同20%)とした。同社は6月16日、ブロックチェーン技術の開発を行うシビラと資本業務提携すると発表して人気化していた。




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