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GセブンHD Research Memo(1):業務スーパー、オートバックス事業をけん引役に18/3期も過去最高業績へ


■要約

G-7ホールディングス<7508>は、「オートバックス」「業務スーパー」のフランチャイジーとして国内最多店舗数を運営する子会社を有する持株会社。1人当たり生産性などを重視した店舗収益力に強みを持つ。アグリ事業や食品・外食事業、海外事業にも展開する。M&Aも活用した成長戦略を推進中。

1. 2017年3月期の連結業績は業務スーパー・こだわり食品事業がけん引し、2期連続で過去最高業績を更新
2017年3月期の連結業績は、売上高が前期比6.2%増の110,377百万円、経常利益が同26.1%増の4,062百万円と過去最高業績を2期連続で更新した。オートバックス・車関連事業が低調だったことにより売上高は期初計画(115,000百万円)を若干下回ったものの、利益面では業務スーパー・こだわり食品事業の収益拡大並びに、その他事業の損益改善が進んだことによりほぼ計画通りの水準で着地した。

2. 2018年3月期もすべての事業セグメントで増収増益目指す
2018年3月期は売上高で前期比6.6%増の117,700百万円、経常利益で同5.9%増の4,300百万円と増収増益を見込む。出店数の拡大に伴い、業務スーパー・こだわり食品事業の増収増益基調が続くほか、オートバックス・車関連事業も付加価値の高いサービス売上の拡大に注力し、増収増益を見込む。その他、新規事業として前期より開始したコインランドリー事業を拡大していくほか、前期に赤字事業だった国内のバイク事業、アグリ事業などの黒字転換も目指していく。

3. M&Aの積極活用により、事業成長を加速化していく
M&A戦略も継続して進めている。2017年5月に食品スーパーの川瀬食品(株)、中古自動車の輸出販売を行う(株)CrownTradingを子会社化した。川瀬食品は兵庫県内に4店舗運営しており、年間売上高は1,819百万円(2016年12月期実績)、今後は業務スーパーまたはめぐみの郷に衣替えしていく計画となっている。一方、CrownTradingは売上高が2,165百万円(2017年1月期実績)の規模となる。主に東南アジアへの輸出を行っており、同社グループの海外での車関連事業強化につなげていく考えだ。いずれも利益への影響は軽微と見られる。

4. 中期経営計画では2021年3月期に売上高1,700億円、経常利益70億円を目指す
同社では中期経営計画の最終年度となる2021年3月期に売上高1,700億円、経常利益70億円を目指していく。オートバックス・車関連事業では車検や鈑金加工、保険などのサービス事業のほか、車用品以外の新規商材・サービスの育成に取り組み、売上規模を前期実績の546億円から650億円まで拡大していくほか、業務スーパー・こだわり食品事業は店舗数を拡大しながら同702億円から850億円を目指す。また、海外事業もM&Aを活用しながら車関連事業や食品の輸出入、外食事業を展開し、売上高として前期実績の数億円規模から100億円を目標とする。海外事業は先行投資期間のため当面、赤字が続くものの、将来的に収益柱の1つとして育成していく考えだ。

■Key Points
・オートバックス、業務スーパーのメガフランチャイジーとして成長
・2017年3月期は全ての事業セグメントで増収増益となり、2期連続で過去最高業績を更新
・各店舗の収益力強化に注力し、全ての事業セグメントで増収増益目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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