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エネクス Research Memo(7):新規事業のスタート等、「ポートフォリオ経営」が着実に進展


■業績動向

5. エネルギーイノベーション部門の動向
伊藤忠エネクス<8133>のエネルギーイノベーション部門の2017年3月期第3四半期(累計期間)業績は、売上高258,346百万円(前年同期比19.7%減)、売上収益54,295百万円(同32.3%減)、営業活動に係る利益2,469百万円(同13.4%減)、当社株主に帰属する四半期純利益1,753百万円(同7.1%減)と減収減益で着地した。

売上高は2ケタの減収率となっているが、第2四半期累計期間の前年同期比減収率(25.8%)からは減収率が縮小した。減収の大きな背景として非効率な取引の見直しと原油価格の低迷があるが、2016年5月以降は40米ドル/バレル台を回復し、第3四半期期間(2016年10月-12月期)に入って上昇が加速したことが減収率縮小につながったと弊社ではみている。

エネルギーイノベーション部門では、今第3四半期は、従来から掲げる“ポートフォリオ経営”の拡充方針のもと、事業資産の適切かつ機能的活用と、新規事業化案件の推進に継続して取り組んでいる。具体的には、産業用燃料販売事業における小口需要家への販売開始や、アドブルー事業における全国20ヶ所の供給施設と10ヶ所の提携工場を活用した製販一貫体制の構築、各営業部における法人向け電力販売などがある。また、新規事業としてフライアッシュ事業やスロップ事業、スラッジ事業(未燃焼の船舶燃料の再生)をスタートさせた。こうした地道な努力の結果、前年同期比では13.4%の減益となったものの、営業活動に係る利益2,469百万円を確保した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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