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【NYダウ】2023年の振り返りと24年の見通し~vol.2


*17:31JST 【NYダウ】2023年の振り返りと24年の見通し~vol.2 以下は、2024年1月10日にYouTubeチャンネル「FISCO TV」で配信された【NYダウ】2023年の振り返りと24年の見通しです。
NYダウ2023年相場の振り返り、2024年の相場見通しを、大統領選挙を交えて、フィスコ マーケットレポーター高井ひろえが紹介、2回に分けてします。



2024年には利下げが始まる可能性は大きいと思われますが、NYダウはどのようになるのでしょうか。

2024年のNYダウがどのようになるかは、結論的には景気が過熱もせず冷え込みもしない、適度な状況にある相場「ゴルディロックス相場」に移行できるかがポイントになると思われます。米国を代表する主要株価指数としては、NYダウの他にS&P500があります。このS&P500について、欧米の投資銀行が2024年末の予想株価を発表しており、その株価は11月30終値4557ポイントに対し、7.8%安い4200ポイントから11.9%高い5100ポイントになっています。11月30日の水準と比較し、強気派は「米景気の減速が短く緩やかなものになるため、株価の下落は小幅で一時的にとどまり、年末にかけて5100まで上昇する」としています。一方、弱気派は「米国の家計が新型コロナウイルス禍でため込んだ現金などの資産が24年4〜6月期までにほぼ枯渇し消費の軟化が警戒される」と指摘し、また「景況感の悪化や財政出動の減速で収益への逆風が続く可能性が高い」とみているところもあります。NYダウの動きもS&P500の動きに沿ったものになる可能性が高いと思われます。

次はNYダウの概要についてご説明いたします。NYダウは米ダウ・ジョーンズ社が算出・公表している米国の代表的な株価指数です。正式名称を「ダウ工業株30種平均」と言います。工業株と言いますが時代の流れに合わせて銘柄の入れ替えが行われた結果、現在では幅広い業種の銘柄で構成されているのが特徴です。株価の算出方法は選ばれた30銘柄の株価を合算しダウ・ディバイザーという定数で割った数字です。構成銘柄数が30と少ないため、指数が市場全体を的確に反映していないという指摘もあります。NYダウの構成30銘柄は記載の通りです。

大阪取引所のNYダウ先物の特徴をご説明いたします。通常、日本から米国市場の株式などへ投資する場合においては、米ドル建てでの投資となるため、原資となる日本円を米ドルに交換する必要があり、交換時の為替レートの変動等のリスクを負担する必要があります。
しかし、NYダウ先物は、NYダウの数値をそのまま円建てで取引するため、日本円での取引が中心の国内投資家にとっては、取引コストや通貨管理の面においてメリットがあります。また、取引において為替レートの変動を大きく意識する必要はありませんので、NYダウ先物には、NYダウの水準に直接的に投資することができる、つまり投資成果が分かりやすいという魅力もあります。

取引時間は日本時間の午前8時45分~午後3時15分及び午後4時30分~翌午前6時です。米国市場の取引時間をカバーすることもできます。例えば、米国株式市場に大きな影響を及ぼす雇用統計は夏時間の間は日本時間で午後9時30分に発表されるなど、米国の主要経済統計の公表は主に日本時間で午後9時30分~午後11時の間に行われます。NYダウ先物の夜間取引によっては、このような経済指標の発表時などNYダウがダイナミックに動く時間帯における取引が可能です。取引単位はNYダウ × 100円です。つまりNYダウが36000ドルの時は、360万円相当の取引を行っていることになります。取引に必要な証拠金の最低金額はVaR方式で日々計算され、 12/6現在は買いが1枚当たり172,307円、売りが145,764円です。

流動性は、2023年10月の1カ月間において、最も取引数量が多かった23年12月限の取引が、43,665枚、取引金額は1,461億円でした。10月は21営業日ありましたので、1日当りでは取引数量は約2,080枚、1日当り取引金額は約70億円となります。

先物取引なので、売りから入ることが可能で、またレバレッジを効かせ手元資金の数倍の取引も可能です。大阪取引所のNYダウ先物取引について、是非ご活用を検討下さい。


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