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買い戻しの動きが強まり、バブル後の高値に急接近【クロージング】


*16:19JST 買い戻しの動きが強まり、バブル後の高値に急接近【クロージング】 20日の日経平均は大幅続伸。456.55円高の33675.94円(出来高概算16億4000万株)で取引を終えた。日銀が前日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決めたため、政策修正を見込んだ短期筋の買い戻しの動きが強まったほか、円総場が一時1ドル=144円台後半まで円安が進んだことで、輸出関連株にも買い気が波及。日経平均は前引けにかけて上げ幅を広げ、33824.06円まで水準を切り上げ、取引時間中のバブル崩壊後の戻り高値(33853.46円)に急接近した。ただ、急ピッチの上昇に対する警戒感から利食いも入りやすく、後場は高値圏でのこう着となった。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が950を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、海運、機械、化学、証券商品先物など26業種が上昇。一方、電気ガス、石油石炭、倉庫運輸など7業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、ダイキン<6367>、TDK<6762>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、デンソー<6902>、富士通<6702>が軟化した。

前日の米国市場は、来年の利下げ期待を支えに主要株価指数はそろって上昇した。この流れを引き継いで、東京市場でも買いが先行して始まった。日銀の緩和姿勢継続も支えになったほか、その後の記者会見でも早期の政策修正に踏む込んだ発言もなかったため、買い戻しの動きが広がり、日経平均の上げ幅は一時600円を超えた。これまで上値抵抗帯だった25日線水準を突破したことで、買い戻しの動きを強める結果につながったようだ。

日銀リスクが後退した日本株は、今後、史上最高値更新を続けるダウ工業株30種平均など米国市場の主要株価指数と比べ、出遅れ感が強いだけに、次なる節目に向けた修正局面に突入する可能性が高いとの声が聞かれ始めるなど、先高期待感が徐々に強まってきている。ただ、海外勢はクリスマス休暇入りし始めており、今後は市場参加者が減少傾向にある中で、短期筋の仕掛け的な動きに相場が大きく振れる可能性がありそうだ。


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