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米国株見通し:下げ渋りか、売り一巡後は買戻しに期待


*13:33JST 米国株見通し:下げ渋りか、売り一巡後は買戻しに期待 (13時30分現在)

S&P500先物      4,503.25(+17.50)
ナスダック100先物  15,245.75(+67.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は140ドル高。原油相場は強含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


9日の主要3指数は続落。下げ幅縮小も戻りは限定的となり、ダウは191ドル安の35123ドルと2日連続でマイナスに沈んだ。足元で発表された中国経済指標で輸出入の減少や物価の落ち込みが鮮明になり、不透明感から素材や消費など関連銘柄を中心に売りが先行。また、10日発表の消費者物価指数(CPI)は上昇に転じると予想され、金融引き締め政策を後押しするとの見方から長期金利は底堅く推移し、買いは抑制された。


本日は下げ渋りか。今晩のCPIは13カ月ぶりの上昇と観測され、クリーブランド連銀も前回を上回ると算出している。市場の想定に沿った内容なら連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め方針を後押しする材料となるため、金利高を背景に売り先行となりそうだ。新規失業保険申請件数も前週より弱ければ、売りは加速する見通し。一方で年内の利上げ終了の思惑も根強く、売り一巡後は割安感の生じた銘柄への買戻しが期待される。


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