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米国債の格下げが嫌気され、終日軟調推移【クロージング】


*16:13JST 米国債の格下げが嫌気され、終日軟調推移【クロージング】 2日の日経平均は3日ぶりに大幅反落。768.89円安の32707.69円(出来高概算18億3000万株)で取引を終えた。米ハイテク株安や前日までの上昇の反動から利益確定売りが先行した、日本時間きょう早朝、大手格付け会社フィッチ・レーティングが米国債の格下げを発表したことから、先物主導で売りを仕掛ける動きが強まった。また、国内長期金利が0.625%と約9年ぶりの水準にまで上昇したため、金利上昇の影響を受けやすいグロース株などに響き、日経平均は後場中盤には32628.29円まで下押しした。

東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1500を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、鉱業、輸送用機器、非鉄金属の3業種を除く30業種が下落。証券商品先物、保険、電気ガス、精密機器の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、トヨタ<7203>、キーエンス<6861>、フジクラ<5803>、日立建機<6305>、住友電<5802>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>が軟調だった。

前日の米国市場では、主要株価指数は高安まちまちだった。景気後退懸念が後退する中、長期金利が上昇したことがハイテク関連株売りにつながっており、東京市場はこの流れを引き継いだほか、日経平均は前日までのリバウンドで節目の33500円に接近してきたこともあり、目先の利益を確保する動きが強まった。また、決算発表が本格化するなかで国内外の投資家による積極的な売買は手控えられているなか、ヘッジファンドなど短期筋による先物売りが膨らんだ影響が大きかったようである。日経平均の下げ幅は一時850円に迫る場面があった。

米国債の格下げは2011年にも米格付け大手が実施し、その後1週間程度の下落局面が続いた経緯があるだけに、今回も同様の動きになる可能性があると警戒する向きが多い。また、本日は香港などアジア市場も軒並み安となっており、連鎖安への懸念もくすぶっている。ただ、米株先物の下げは限られていることもあり、今夜の米国市場が小幅安程度で終了するならば、買い戻しの動きが強まってくる可能性はありそうだ。


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