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米国株見通し:底堅い値動きか、引き締め観測後退で買戻し


*13:56JST 米国株見通し:底堅い値動きか、引き締め観測後退で買戻し (13時30分現在)

S&P500先物      4,580.25(-21.00)
ナスダック100先物  15,727.00(-90.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は110ドル安。長期金利は持ち直し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


1日の主要3指数はまちまち。売り先行後にナスダックとS&Pは下げ渋り、ダウは71ドル高の35630ドルと3日連続で上値を伸ばした。この日発表されたISM製造業景況指数とJOLT求人件数、建設支出は予想を下回り、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化観測は後退。ただ、長期金利の上昇を受け、ハイテクを中心に売り優勢の展開となった。一方、キャタピラーの良好な決算が発表され、景気減速懸念が払しょくされた。


本日は底堅い値動きか。今週末の雇用統計発表を前に、関連指標を材料視。前日のISM製造業雇用指数が3年ぶりの低水準となったのに続き、今晩のADP統計は民間部門雇用者数が前回から大幅な減少が見込まれる。雇用情勢の悪化に思惑が広がれば、売り先行となりそうだ。半面、世界的に引き締め終了が期待され、全般的に買いが入りやすい。米国債格下げの影響は限定的。もっとも、前日同様に金利高に振れれば買戻しを抑制しそうだ。


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