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NY株式:米国株式市場はまちまち、景気後退懸念が緩和


*07:09JST NY株式:米国株式市場はまちまち、景気後退懸念が緩和 ダウ平均は269.76ドル高の34,122.42ドル、ナスダックは0.42ポイント安の13,591.33で取引を終了した。

連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がスペイン中銀で行った講演でも少なくとも年内2回の利上げが必要となる可能性に言及し、金利先高観が重荷として働いた。一方、1-3月期国内総生産(GDP)や個人消費の確定値が予想を上回ったほか、FRBのストレステストを全対象銀行が通過し金融セクターが買われたことでダウ平均は終日堅調に推移した。他方、長期金利の上昇でハイテクは伸び悩んだ。セクター別では銀行や保険が上昇、メディア・娯楽が下落した。

銀行のJPモルガン(JPM)、バンク・オブ・アメリカ(BAC)、ウェルズファーゴ(WFC)などは昨日引け後にFRBが発表したストレステストを通過し深刻なリセッションにも耐えうることが明らかになったほか、株主還元策の発表などを期待した買いで上昇。オンライン家庭用品小売りのオーバーストック・ドット・コム(OSTK)は知的財産とモバイル・プラットフォームを落札したベッド・アンド・バス・ビヨンドのブランドを再起動する計画が好感されて大幅高。エネルギ―資源会社のオキシデンタル・ペトロリアム(OXY)は著名投資家バフェット氏が運営する保険のバークシャー・ハサウェイ(BRK)が同社株の保有を今週さらに追加したことが明らかになり、買われた。一方、スパイスメーカーのマコーミック(MKC)は第四半期の調整後1株利益は予想を上回ったものの売り上げが市場予想に満たず下落。

スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は取引終了後に四半期決算を発表。1株利益が予想を下回り時間外取引で売られている。

(Horiko Capital Management LLC)

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