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今日の為替市場ポイント:米追加利上げの可能性残る


*08:08JST 今日の為替市場ポイント:米追加利上げの可能性残る 15日のドル・円は、東京市場では139円94銭から141円50銭まで上昇。欧米市場では141円35銭から140円16銭まで反落し、140円24銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に140円台で推移か。米追加利上げの可能性は残されており、ドルは対円で下げ渋る可能性がある。

欧州中央銀行(ECB)は6月15日開催の理事会で、政策金利を0.25ポイント引き上げることを決定した。ラガルドECB総裁は理事会後の記者会見で「主要金利はインフレ率を中期目標の2%にタイムリーに回帰させるために十分に制約的な水準に引き上げられ、必要な限りこの水準に維持される」、「ベースラインに重大な変化がない限り、7月も利上げを継続する可能性が極めて高い」との見方を伝えた。報道によると、ラガルド総裁は利上げの一時停止は検討していないとの見方も伝えたようだ。市場参加者の間からは「金融引き締めによるインフレ抑制の効果が確認されるまで相当の時間を要する」との声が聞かれている。米国とユーロ圏の中央銀行はインフレ抑制について似たような方針を掲げており、ECBは7月も利上げを行うことが確実視されている。

なお、日本銀行は本日開催の金融政策決定会合で現行の金融緩和策を維持することを決定する見込み。欧米と日本の金融当局はインフレ抑制についてやや異なる対応を示しており、この影響で主要通貨に対する円売りが続く可能性がある。

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