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NY株式:NYダウは3ドル高、パウエルFRB議長の発言待ち


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は3.07ドル高の33852.53ドル、ナスダックは65.72ポイント安の10983.78で取引を終了した。中国政府が高齢者対象にワクチン接種を強化する計画を発表したため経済再開への期待に、寄り付き後、上昇。その後、長期金利の上昇を警戒しハイテクが売られ、相場を押し下げた。ただ、今週予定されている連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言や雇用統計、PCEコアデフレーターなどといった重要経済・インフレ指標待ちで、下値も限られた。終日調整色が強くまちまちで終了。セクター別では、運輸、不動産が上昇、テクノロジー・ハード・機器が下落した。

クルーズ船運営のカーニバル(CCL)はサイバーマンデーの予約が2019年時を上回り、過去最高を記録ったことを明らかにし、上昇。同業のノルウェージャン・クルーズ(NCLH)も期待感から買われた。ハンバーガーチェーン運営のシェィクシャック(SHAK)は、低所得者層顧客の需要が減速する一方で、高所得者層顧客の需要が増え売上が相殺される形となっていると、最高経営責任者(CEO)が明らかにし、上昇。中国の動画配信ビリビリ(BILI)は四半期決算の内容が予想を上回ったほかアクティブユーザーが前年から増加し、上昇した。貨物運送会社のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)や後払いサービスを供給するアファーム(AFRM)はアナリストの投資判断引上げでそれぞれ上昇。一方で、携帯端末のアップル(AAPL)は中国工場での従業員による抗議行動の影響を受け供給が従来警戒されていた以上に著しく悪化するリスクをアナリストが警告し、売りにさらに拍車がかかった。レストラン運営のダーデン・レストランツ(DRI)はアナリストの投資判断引き下げで下落。

サイバーセキュリティサービス会社のクラウドストライク(CRWD)は取引終了後に第3四半期決算を発表。調整後の1株利益は予想を上回ったが、第4四半期見通しが予想を下回り、時間外取引で下落している。

HorikoCapitalManagementLLC

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