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今日の為替市場ポイント:米利上げ継続予想でドル買い縮小の可能性低い


16日のドル・円は、東京市場では118円43銭から118円18銭まで弱含み。欧米市場では、118円19銭から119円12銭まで上昇し、118円76銭で取引終了。本日17日のドル・円は主に118円台で推移か。米政策金利は2023年にかけて継続的に上昇する見通しであることから、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は3月15、16日に開催した会合で、政策金利を0.25ポイント引き上げることを賛成多数で決定した。年内残り6回の会合全てで利上げが実施される可能性があるため、10年債などの利回り水準は上昇。公表されたFOMCの声明では、「FF金利の誘導目標レンジの継続的な引き上げが適切になると見込む」との見解が表明されている。FOMCが公表した金融・経済予測によると、2022年末の政策金利は約1.9%、2023年末は約2.8%への上昇が予想されている。

なお、停戦に向けたロシアとウクライナの協議については近日中に進展する可能性はあるものの、状況は引き続き流動的。金融市場の不確実性が一段と低下することは期待できない。


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