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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、ウクライナ混迷と米金融正常化への期待で


2日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。ウクライナ情勢の緊迫化を受け、リスク回避の円買いが先行の見通し。ただ、ドルには米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め加速期待や有事に備えた買いが入り、対円では下げづらい。

ロシアとウクライナの停戦交渉は合意が困難とみられるほか、欧米の制裁強化を受けたロシアの信用不安も浮上し、情勢は一段と悪化。エネルギー供給で影響を受ける域内経済の腰折れに懸念も強まり、前日の取引ではユーロがドルや円に対して大きく売り込まれた。本日アジア市場で日経平均株価の大幅反落によりリスク回避の円買いに振れやすい地合いに。ただ、ドル・円は有事のドル買いにより115円付近の水準を維持した。

この後の海外市場では地政学リスクや米金融政策が注目される。欧米とロシアは経済戦争に突入し、世界経済への打撃を警戒した円買いが先行しそうだ。ユーロ圏のインフレは上昇しても欧州中銀(ECB)の緩和継続に思惑が広がり、ユーロ売り・ドル買いは継続する見通し。一方、バイデン米大統領は一般教書演説でインフレ対応を明言。FRBによる50bpの利上げ期待は一服したが、ドルへの金融正常化期待と有事の買いに変わりはないだろう。

【今日の欧米市場の予定】
・17:55 独・2月失業率(予想:5.1%、1月:5.1%)
・19:00 ユーロ圏・2月消費者物価指数速報値(前年比予想:+5.6%、1月:+5.1%)
・22:15 米・2月ADP雇用統計(予想:+37.5万人、1月:-30.1万人)
・23:00 エバンス米シカゴ連銀総裁討論会参加(経済と金融政策)
・23:30 ブラード米セントルイス連銀総裁オンライン討論会参加(米国経済と金融政策)
・24:00 カナダ中銀が政策金利発表(0.25ポイント引き上げ予想)
・24:00 パウエル米FRB議長半期議会証言(下院金融サービス委員会)
・04:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・OPECプラス閣僚級会合


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