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米国株見通し:弱含みか、ウクライナ混迷で週末の調整売り


(14時00分現在)

S&P500先物      4,267.40(-21.3)
ナスダック100先物  13,874.80(-99.9)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は120ドル安。金利先高観も継続し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


24日の主要3指数は反発。ダウは800ドル超下げる場面もあったが、終盤に前日終値を上抜け、92ドル高と6日ぶりにプラスへ転じた。この日発表された新規失業保険申請件数は改善、国内総生産(改定値)は上方修正したが、ロシアによるウクライナ侵攻が嫌気され、序盤から売り優勢の展開に。ただ、足元の原油価格の急伸で回復腰折れが警戒され、金融引き締め加速への思惑が弱まったことが相場を支えた。


本日は弱含みか。ウクライナ情勢の混迷を受け、ロシアと欧米による制裁の応酬で世界経済への影響が懸念され、前日の株買いは後退。一方、連邦準備制度理事会(FRB)が重視する個人消費支出(PCE)は前月を上回る見通しで、3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げサイクル入りを意識した売りも見込まれる。原油高を受け、回復持続への期待も後退。さらに週末を前に調整も予想され、指数を下押ししそうだ。


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