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米国株見通し:弱含みか、引き締め観測と地政学リスクで


(14時00分現在)

S&P500先物      4,451.50(-23.5)
ナスダック100先物  14,504.10(-99.5)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は140ドル安。NY原油先物(WTI)は続落し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


16日の主要3指数はまちまち。S&Pはプラスを維持したが、ダウは終盤の買いが続かず、54ドル安の34934ドルで取引を終えた。この日発表された小売売上高は予想外に堅調な内容となり、回復の持続が意識された。ただ、ウクライナ情勢の不透明感は払しょくされず、序盤から売り優勢の展開に。一方、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は想定ほどタカ派的なトーンは感じられず、買戻しの手がかりとなった。


本日は弱含みか。FOMC議事要旨は1月25-26日時点の内容で、その後発表された記録的なインフレ指標は考慮されていない。今晩のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は前回を下回るほか、連邦準備制度理事会(FRB)当局者は金融正常化を加速させる姿勢を示すとみられ、株売り要因になりやすい。一方、ウクライナ情勢は武力攻撃が報じられるなど一段と緊張が高まり、地政学リスクを懸念した売りも指数を下押ししよう。


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