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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米当局者発言を受けた株価や金利を見極め


9日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言が注目され、株売りが強まれば円買い先行の見通し。ただ、金融正常化への期待感から金利高に振れ、ドルは売りづらい展開が続く。

ビルロワドガロー仏中銀総裁は前日、欧州中銀(ECB)理事会の政策決定後に早期利上げ期待が高まっていることに関連し、市場の過剰反応の可能性を指摘。また、米10年債利回りの上昇を受けユーロ・ドルは1.14ドル台前半に失速し、ドル・円は115円60銭台に浮上した。本日アジア市場は米金利の失速でドル買いは縮小したが、日経平均株価や米ダウ先物の上昇で株高を好感した円売りに振れ、ドルは下げづらい。

この後の海外市場は、引き続き金融政策がテーマ。今晩はボウマンFRB理事とメスター・クリーブランド連銀総裁の講演が注目される。金融正常化のペースや規模に不透明感が広がるなか、引き締めに前向きな見解が示されれば株売り優勢となり、リスク回避の円買いが主要通貨を下押ししよう。ただ、米10年債利回りは2年超ぶりの高水準に上昇し、ドルは売りづらい。足元でのユーロの買いづらい地合いもドルをサポートしよう。

【今日の欧米市場の予定】
・24:00 米・12月卸売在庫改定値(前月比予想:+2.1%、速報値:+2.1%)
・24:30 ボウマン米FRB理事講演(地域金融機関団体向け)
・02:00 メスター米クリーブランド連銀総裁オンライン講演(経済と金融政策)
・03:00 米財務省・10年債入札

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