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米国株見通し:弱含みか、インフレ高進で早期利上げ期待も


(14時40分現在)

S&P500先物      4,661.50(-16.75)
ナスダック100先物  16,160.50(-52.25)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調。NYダウ先物は120ドル安、NY原油相場の一段高でインフレが警戒され、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


9日の主要3指数は反落。前日までナスダックの11連騰などで最高値更新が相次いでいたため、調整圧力が強まった。ダウは3日ぶりにマイナスへ転じ、112ドル安の36319ドルで取引を終えた。この日発表された生産者物価指数(PPI)は高水準を維持し、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め観測が売りを後押し。また、PPI発表後に10年債利回りの低下で金融株が売られたほか景気敏感株も下げ、全般的に弱含む展開となった。


本日は弱含みか。7-9月期の企業決算はピークを越したが、引き続き好業績を背景とした株買いは継続しそうだ。今晩の新規失業保険申請件数が改善傾向を維持すれば、好材料に。ただ、今晩の消費者物価指数(CPI)は前年比+5.9%と、前月の+5.4%を上回る見通し。前週の連邦公開市場委員会(FOMC)後はFRB当局者から早期利上げに慎重な見解が示されているが、インフレ高進なら引き締めへの思惑から金利高に振れ、株売り要因になりやすい。



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